📌 金融・不動産・エネルギーなど幅広い事業を展開する総合企業。
📌 1964年設立、リース業からスタートし多角的に成長。
📌 安定した配当実績と高配当株として人気のある銘柄。

オリックスってよく聞くけど、何の会社なの?



リース事業からスタートした総合金融グループだよ!



えっ?リース以外にも事業があるの?



不動産やエネルギー、M&Aも手掛ける幅広い会社なんだ!
高配当株投資で人気のオリックス


まずはオリックスの基本情報を確認しましょう。
設立:1964年(昭和39年)、創業60年超の歴史
事業内容:金融、不動産、環境エネルギー、航空機リースなど多岐にわたる
強み:幅広い事業ポートフォリオと安定した収益基盤
オリックスは、1964年にリース業からスタートし、現在は総合金融サービス企業へと成長しました。
現在は不動産開発、発電事業、投資ビジネスなど、幅広い事業を展開し、景気の変動に強いビジネスモデルを確立しています。
特に国内外の発電事業(太陽光・風力・地熱)や国内有数の不動産事業などが強みで、 持続的な収益源を確保しています。


事業 | 具体的な内容 |
---|---|
金融 | 預金・信託・投資信託・カードローン・不動産投資ローン・住宅ローンなど |
保険 | 死亡保険・医療保険・がん保険など |
自動車 | マイカーリース・レンタカー・カーシェアリング・中古車販売など |
不動産 | 分譲住宅・賃貸住宅・リノベーション・マンション管理など |
レジャー・スポーツ | 旅館・ホテル・京都水族館・すみだ水族館・オリックス劇場・プロ野球など |
オリックスは幅広く事業を展開しており…


プロ野球球団「オリックス・バッファローズ」や…


関西圏の空港の運営もしています。


さらに、すみだ水族館や京都水族館もオリックスが関わっています。
さらに、累進配当方針(減配せず、増配を目指す)を採用!
長期で安定した収益と高配当を狙いたい投資家にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。



金融系のビジネスなのに景気変動に強いなんてすごい!



幅広い事業を展開してるのが安定した収益の根源だね!
オリックスのセグメント解説!
事業の特徴をわかりやすく解説


オリックスの売上は保険・不動産・リースが主力になっています。
利益率で見ると、銀行・クレジットが上位を占めています。
2024年3月期、オリックスはオリックス・クレジットの株式の一部を売却しその売却益が一時的に利益として計上されました。
そのため、クレジット事業の利益が大きくなっています。
✔ 一時的な売却益なので、来期以降は同じ利益水準が続くわけではない
✔ ただし、オリックス銀行やクレジット事業自体は高利益率を維持しやすい



いつもはもう少し低いよ!
では、オリックスの主要な事業セグメントを売上割合の大きい順に解説していきます!
1. 保険(約20%)


オリックス生命が好調!安定収益を支える保険事業
オリックス生命保険を展開する保険セグメントは、売上の約16%を占める重要事業!
個人・法人向けの生命保険や医療保険を中心に、多くの契約者を抱えています。
取り扱いサービス
🏥 医療保険
→「新CURE」シリーズなど、入院・手術に備える保険
💰 死亡保険
→「終身保険RISE」など、家族を守る保障型保険
契約者が長く加入し続けることで、オリックスにとっては安定した収益源になるビジネスです。



少子高齢化の進行で、今後ますます保険の重要性が高まる!
2. 不動産(約17%)
オフィスビルからホテルまで!不動産事業も絶好調


オリックスの不動産事業は売上の約17%を占める重要なビジネス。
オフィスビルの開発・賃貸はもちろん、ホテルやリゾート施設の運営も手掛けています!
取り扱いサービス
🏬 不動産開発:オフィスビル・商業施設の建設
🏠 賃貸・管理:保有物件の運営・メンテナンス
🏨 ホテル・リゾート運営:観光業向けの宿泊施設
- 「オリックス本町ビル」などの都市部の賃貸オフィス
- 「クロスホテル大阪」「クロスホテル札幌」など全国展開



ホテル・リゾートは訪日観光客の増加とともに好調な見込み!
3. 法人営業・メンテナンスリース(約16%)


オリックスの原点!
企業向けリース事業が収益の柱
オリックスといえば、もともとはリース会社としてスタートした企業。
今でも売上の約18%を占める法人向けリース事業は、会社の屋台骨になっています!
取り扱いサービス
🚗 自動車リース
→企業向けに営業車や社用車を提供
💻 ICT機器リース
→オフィス向けにパソコンやサーバーを貸し出し
- トヨタ「プリウス」、日産「リーフ」などのエコカーも取り扱い
- 富士通やNECのパソコン、サーバーをオフィス向けにリース



リースを活用すれば、企業は初期費用を抑えて設備投資が可能!
オリックスにとっては、長期的に安定したキャッシュフローが入る美味しいビジネスモデルですね。
4. 事業投資・コンセッション(約14%)


投資で利益を生む!成長を狙う事業投資セグメント
この事業はオリックスが持つ資金力を活かして、企業への投資やインフラ運営を行うもの。
売上の約14%を占め、今後の成長が期待されるセグメントです!
取り扱いサービス
💼 プライベートエクイティ投資
→成長企業に資本参加
🛫 コンセッション
→空港や上下水道など公共インフラの運営
- 関西国際空港や伊丹空港の民営化に参画
5. 環境エネルギー(約6%)


再生可能エネルギーで未来を支える!
売上の約8%を占める環境エネルギー事業は、再生可能エネルギーや電力事業に関わるセグメント。
地球環境への配慮が求められる中、今後ますます成長が期待されています!
取り扱いサービス
☀️ 太陽光発電
→メガソーラーの開発・運営
💨 風力発電
→国内外の風力発電プロジェクトに参画
- 「オリックス宮崎ソーラーファーム」など多数の発電所を保有
- 「オリックス電力」として企業向け電力販売も展開



脱炭素社会に向けて、再生可能エネルギーは世界的に注目の分野!
オリックスの海外事業もすごい!


オリックスは、日本国内だけでなく、アメリカ・ヨーロッパ・アジアでも幅広く事業を展開しています!
海外事業は、資産運用や金融サービスを中心に、地域ごとのニーズに応じたビジネスを展開しているのが特徴。
1. ORIX USA(アメリカ事業)


投資と金融サービスで北米市場を開拓!
オリックスは、アメリカでも金融・投資・アセットマネジメントを手がけています。
「ORIX USA」という名前で法人向けの金融サービスを展開。
取り扱いサービス
💰 金融サービス
→法人向け融資やリースを提供
📈 プライベートエクイティ投資
→成長企業への出資・M&A支援
🏦 アセットマネジメント
→投資ファンドの運用・管理



アメリカの金融市場は規模が大きく、オリックスにとっても成長のチャンスが豊富!
2. ORIX Europe(ヨーロッパ事業)


世界レベルの資産運用!
「Robeco」を通じてグローバル展開
オリックスは、ヨーロッパでも金融サービスを展開しています。
特に注目なのがオランダの資産運用会社「Robeco(ロベコ)」を傘下に持っている点。
欧州市場でアセットマネジメントを強化していること!
取り扱いサービス
📊 資産運用
→株式・債券・投資信託の運用を行う
💵 機関投資家向け投資
→大手企業や年金基金の資産を管理



ヨーロッパは資産運用が活発な市場で、「資産を増やす」ビジネスが根付いているのが特徴!
オリックスはこの分野に強みを持ち、安定した収益を確保できるビジネスモデルを構築しています!
3. アジア・豪州(オーストラリア)事業
アジア・オセアニア地域では、リース・金融サービス・投資事業を展開。
特に、中国・インド・東南アジアの成長を取り込むため、積極的な投資を行っています!
取り扱いサービス
💳 金融サービス
→リース・融資・ファイナンス事業を展開
📈 プライベートエクイティ投資
→成長企業への資本参加・M&A支援
⚡ インフラ投資
→エネルギーや交通インフラ事業にも参画
- インドや中国の成長企業に投資し、アジア市場の成長を活用
- オーストラリアのインフラ事業にも参画し、安定収益を確保
オリックスの銘柄分析


・売上高


売り上げは長期でしっかり伸びています。
2019年からコロナ禍も経て売り上げが停滞した期間はあったけど、2022年からようやく復活してきた♪
・営業利益


営業利益も安定して伸ばしてます。
2024年3月は6年ぶりに最高収益更新し、来年以降も期待できる!
・EPS


コロナ禍ではEPSが大きく下がったものの、その後はしっかり戻してきてるのは好感!
2025年3月期の大幅上昇で株価も大きく上がってるね!
・自己資本比率


リース業を営む企業はビジネスモデル的に基本自己資本比率が低くなってしまう。
なので、多少低くても気にする必要ないよ!
・現金等


現金もしっかりと増えつつも、上下しているのは株主還元に使ってる証拠!
1兆円以上の現金を保有しているから安心感もある。
オリックスの配当金と株主還元


📌 配当利回り:2.98%(2025年1月)
📌 配当実績:16年非減配
📌 配当性向:33%



16年非減配はすごい!



利益が減った年も配当金は維持してくれた実績があるよ!
オリックスの配当施策
2025年3月期の通期配当については、配当性向39%もしくは1株当たり配当金98.60円のいずれか高い方とします。
オリックスHP



累進配当の安定さだけではなく配当性向も施策に入れていて、積極的な利益還元への姿勢が素晴らしい!
株主優待を紹介
株主優待は2024年3月31日をもって廃止となりました。
中期的な方向性を設定し、さらなる事業成長に努めるとともに、株主の皆様へのより公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当等による利益還元に集約することと致しました。
オリックスHP



優待廃止にはなったけど、配当金で還元してくれるならいいね!
オリックスの気になるポイント!AIが今後の成長要因と懸念点を分析


成長要因① 再生可能エネルギー事業の拡大!
オリックスは太陽光・風力・地熱発電などの再生可能エネルギー事業を積極的に拡大しています。
世界的に脱炭素社会の実現に向けた動きが加速している中で、再生可能エネルギー市場は今後も成長が期待される分野 です。
特に日本では電力の自由化やエネルギーの自給率向上が課題となっており、オリックスのメガソーラー事業や風力発電 が大きな役割を果たします。
さらに、海外市場でも再エネ投資を拡大中で、長期的な収益源となる可能性が高いです。
成長要因② 不動産市場の回復とインフラ投資の強化!
オリックスはオフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設などの開発・運営を行う不動産事業を展開。
2023年以降、コロナ後の観光需要回復によりホテル・リゾート事業が好調です。
また、オリックスは空港や水道事業などのインフラ投資(コンセッション事業)も拡大中。
関西国際空港や福岡空港の運営にも関与し、インフラビジネスの安定収益化を狙っています。
今後の懸念点は?


懸念点① 金融・不動産市場の景気変動リスク
オリックスの主力事業の法人向けリースや不動産事業は、景気の影響を受けやすいという特徴があります。
特に金利上昇や景気後退などが起こると、企業の設備投資が減少し、リースや不動産の需要が落ち込む可能性があります。
また、オリックスはオフィス・商業施設・ホテルを多数保有しているため、景気悪化やリモートワークの定着によるオフィス需要の減少も懸念されます。
懸念点② 保険・金融事業の競争激化!
オリックス生命保険は低コストで保障の充実した保険商品を提供し、順調に成長しています。
しかし、国内の人口減少・少子高齢化により、今後保険市場が縮小する可能性があります。
また国内の金融業界は競争が激化しており、メガバンク・ネット銀行・外資系保険会社などとの競争が厳しくなると、成長鈍化のリスクもあります。
まとめ


📌 リース・金融・不動産・環境エネルギーなど多角的に事業を展開する総合企業。
📌 1964年設立、リース業からスタートし、インフラ・投資分野にも進出。
📌 安定した配当実績を持ち、長期投資家に人気の高配当銘柄。



コロナ禍で収益が下がった時も配当金は維持してくれた!



その後、しっかり業績を戻して増配してるのがすごい!



ぜひ参考にしてみてね!