📌 建材業界の大手で、シャッター・ドアの製造・販売を手掛ける企業。
📌 国内トップシェアを誇り、北米やアジアなど海外にも事業展開。
📌 安定した業績と高配当が魅力で、累進配当を採用。

高配当で人気の“三和ホールディングス”ってどんな会社?



国内トップのシャッター・ドアメーカーで、世界にも展開しているよ!



へぇ、建材メーカーなのに配当が安定してるんだね!



そう!連続増配企業で長期投資にも向いている銘柄なんだ!
三和HDってどんな会社?


まずは三和HDの基本情報を確認しましょう。
設立:1956年創業、業界トップの実績を誇る
事業内容:住宅・ビル向けシャッター、ドア、間仕切りなどの製造・販売
強み:国内トップシェアと海外展開による安定した事業基盤
三和ホールディングスは、シャッターやドアを中心に製造・販売する建材メーカーです。
国内市場で圧倒的なシェアを持ち、さらに北米やアジアなど海外にも積極的に展開しています。
主力製品には、ビルや住宅の防火シャッターや、オフィスの間仕切りドアなどがあり、私たちの身近な建物にも多く使われています。
また、建材業界は景気の影響を受けにくく、安定した需要があるため、業績が安定しやすい点が魅力です。
さらに、三和ホールディングスは利益が増えれば配当も増える方針を取っており、長期的に安定した配当収入を狙う投資家にとって、魅力的な高配当銘柄といえるでしょう。



国内市場でのシェアはかなり大きいんだね!



そう!軽量シャッターは国内シェアNO.1でシェア率50%を超えてるよ!
三和HDのセグメントを解説!




三和ホールディングスのセグメント解説!主要事業をわかりやすく紹介


三和ホールディングスは、国内トップのシャッター・ドアメーカーとして、安定した売上を誇ります。
事業は全て建築用製品(シャッター、ドア・自動ドア、エクステリア、窓製品、間仕切)に関する事業です。
その製品たちはそれぞれ異なる市場(日本、北米、欧州、アジア)で使われています!
1. 国内建材事業(約43%)
日本で圧倒的シェア!オフィスや住宅向け建材を提供


📌 取り扱い製品・サービス
🚪 シャッター・ドア(防火シャッター、スチールドア、アルミドア)
🏢 ビル用間仕切り・ガレージドア
- 三和HDの国内建材事業は、2024年3月期の売上高が約2,600億円の主力事業!
- 特に防火シャッターは国内トップシェアで、オフィスビルや商業施設に欠かせない存在です。
- 最近では、デザイン性の高いドアや、省エネ対応の建材の需要も増えており、新しい市場も開拓中!
シャッター 国内シェアNO.1


国内のシャッター事情
国内のシャッター業界は、重量シャッター、軽量シャッターともに三和HDとほか3社※で約9割のシェアを占める寡占状態にある業界です。
(※3社とは三和ホールディングス(5929)、文化シヤッター(5930)、東洋シヤッター(5936))
重量シャッターは、非住宅向けの建設投資の回復やe-コマースの拡大により増加傾向にあります。
軽量シャッターは、もともと、個人商店用がメインでしたが、近年は戸建住宅のガレージ用として設置されることもあり増加しています。
また、激甚化する台風や豪雨対策として三和HDの「耐風ガードシリーズ」や「ウォーターガードシリーズ」の需要が高まっています。



一方、ドア業界はシャッター業界と比較すると小規模な製造業者が多く存在する業界です。



三和HDはほぼ受注生産ですが、規格製品を生産している業者も存在します。
市場環境については、首都圏を中心とした大型再開発案件によりオフィス向けドアを中心に需要の拡大が続いています。
製品別売上高


製品別売上高を見ると、近年国内のビルやマンションのドアが売上がかなり伸びています。
売価転嫁による収益性の確保に努めるともに、工場施設や大型再開発案件を中心にビルマンションドア等の基幹商品、間仕切等の戦略商品、メンテ・サービス事業が堅調に推移している。
また、2016年6月以降の防火設備に関する定期検査報告制度導入により、メンテナンスサービスへの需要が高まりから好調要因となっています。





軽量シャッターは国内シェア50%超!
スチール製で防災・防犯性能に優れている「軽量シャッター」は、住宅ガレージや小型店舗など⽐較的小さな間口に使われています。



三和シヤッター創業以来の主⼒商品だよ!
2. 海外建材事業(約57%)
北米・アジアで成長中!世界で使われる三和のシャッター


📌 取り扱い製品・サービス
🌎 業務用・住宅用シャッター(米国・欧州向け)
🏗️ 産業用ドア(倉庫・工場向けの大型ドア)
🏭 具体的な用途
• アメリカの倉庫や物流センターのシャッター
• ヨーロッパの住宅ガレージドア
• アジアの高層ビル用防火シャッター
- 海外建材事業は、特に北米市場での成長が著しく、売上高は約2,199億円に到達!
- アメリカでは「オーバーヘッドドア社」などを買収し、倉庫・工場向けシャッター市場を拡大中。
- 今後も海外展開を強化し、グローバルな高配当銘柄として注目されています!
米国でもシェア率NO.1


米国のシャッター事情
日本ではシャッターと言えば開口部の上に設置されたケースにシャッターを巻き取って収納するタイプが主流です。
しかし、欧米においては横長のパネルをつなぎ合わせたものをレールに沿って天井に水平にスライドするタイプのものが主流です。
それらの製品は日本のような受注生産品ではなく、特にガレージドアは規格品が主体となっています。
米国の製品別売上高





売上高は顕著に推移!



ドア事業も売上は年々増加傾向にあります。





商業用シャッターは米国NO.1シェア!



その他のドア事業でも高いシェア率を誇っています。
三和HDの北米事業戦略
北米事業ではODC(三和HDの小会社)のシェアが相対的に低い、開拓余地のあるニューヨークなどの大都市圏での売上拡大を図っています。
また、生産効率化のための製造拠点の最適化や小会社の買収による北米での自動ドアサービスおよび施工ビジネスの更なる成長と拡販を進めてる。
欧州


欧州の業界特性・市場環境
欧州のドア業界、ガレージドア、産業用ドアは、日本と比較すると規格品が多い市場です。
ドイツの大手企業ハーマン社、スウェーデンの大手企業アッサアブロイ社などが主要競合相手となっています。


戦略
欧州事業ではセクショナルドアの生産能力拡大を期して、アルファ社のオランダ工場を拡張し、欧州市場における最大級の産業用セクショナルドア工場となりました。
また、ポーランド工場では、旺盛な需要に対応するため生産能力を拡大。
さらには英国やフランスでの販売網の拡充、サービス事業の拡大のため、小会社買収に取り組んでいます。
今後の成長に期待 アジア事業


アジア地域の業界特性・市場環境
ASEAN・中国などアジア地域にも進出していますが、売上は全社合計で150億程度の規模。
この地域では、一部の会社を除いて欧米企業のように現地企業の買収による進出ではなく、現地資本とのジョイントベンチャー(JV)による展開を行っています。
したがって、販売チャネルの構築、施工技術者の育成などは自前で行う必要があります。
戦略
2019年度から4社(宝産三和、安和金属、三和シヤッター香港、ビナサンワ)を連結化し、2020年度から鈴木シャッター香港を連結化。
また、2022年8月にアジアで初となるM&Aとして、香港のAUB社を買収し、香港とマカオの産業用シャッター/ドアアクセス市場における当社グループのサービスと顧客基盤の拡大を推進しています。
セグメントまとめ


三和ホールディングスは、日本だけでなく海外にも事業を広げ、成長を続ける企業です。
国ごとの戦略や事業を成功させるための工夫が伝わってきますね!
特に、安定した建材需要と未来を見据える経営能力、そして常に事業を発展させようとする経営手腕から今後の成長が期待できます!



欧州やアジアへの進出でさらに会社が大きくなっていくね!
三和HDの強み
多品種化によるトータル提案


三和グループでは、グループ内でのシナジー創出に注力しており、幅広く開口部における「動く建材」を取り扱っています。
開発からアフターサービスまでの一貫体制


三和グループは、製品開発から、販売、設計、調達、製造、施工、メンテナンス・サービスまで、一貫してサポートしています。
グローバルプレゼンス


1980年代から海外進出を果たし、現在は、日本・北米・欧州・アジアにおいて事業を展開。
今後も各地域において、より広く価値を提供できるよう、更なる成長・拡大を目指している。
三和HDの銘柄分析


・売上高


売上高は長期で綺麗に伸びている!
2010年からなんと約3倍まで成長!
・営業利益





営業利益も売上同様綺麗に伸びている!特に直近3年間の成長が著しい!



2010年あたりに利益が落ち込んでいるのには理由があって、次のEPSで解説するよ!
・EPS


長期で見て非常に綺麗に伸びている!
ただ、2010年、2021年は独占禁止法違反(不当な取引制限)による課徴金約28億円を4~6月期に特別損失として計上するため赤字となっている。


日本のシャッター業界は3社(三和ホールディングス(5929)、文化シヤッター(5930)、東洋シヤッター(5936))で90%を占めているけど、こんなニュースがあったとは!
・自己資本比率


自己資本比率は約50%程度で及第点!
業績が伸びている分、自己資本比率もしっかり上がっているね!
・現金等


現金もしっかり伸びてる!
2024年の配当額が約130億円だったから、大体7年分の配当金を現金で保有していることになるね!
配当金と株主還元


📌 配当利回り:1.95%(2025年3月)
📌 配当実績:3年連続増配(非減配)
📌 配当性向:39.8%



いつの間にか配当利回りが1%台に…



業績も配当金も安定成長してる企業は株価も上がっていくね!
三和HDの配当施策
安定した配当性向を維持し、連結業績に連動した利益配分を行うことを基本方針としております。具体的には、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向40%を目安として利益配分を行うこととしております。
三和HD HP(https://www.sanwa-hldgs.co.jp/ir/stock_info/dividend.html)



過去の配当性向の実績を見ると大体30%後半〜40%で推移しているから配当政策通りに配当金を出しているね!
こういった業績好調企業は次に業績が落ち込んだ際、どのような配当金の出し方をするかはしっかり見る必要があるよ!



もしかしたら簡単に減配する企業かもしれない…それを見極めれるのは業績悪化時ってことだね!
株主優待を紹介


株主優待はオリジナルQUOカードです。
100株保有で500円分、1000株かつ2年以上の保有で2000円分。



企業の名前が入ったQUOカードってなんか貴重だ!!!
AIが三和HDの今後成長要因を分析!


三和ホールディングスは、シャッター・ドア業界で国内トップシェアを誇る企業です。
さらに海外展開を強化し、成長を続ける高配当銘柄としても注目されています。
でも、「これからの成長はどうなるの?」と気になりますよね?
そこで AIが考える三和ホールディングスの成長要因 を3つ紹介します!
1.物流施設・データセンター需要の増加!


EC市場が拡大し、倉庫や物流センターの建設が加速しています。
さらに、AIやクラウドの普及でデータセンターの新設も増加中!
三和HDは工場・倉庫向けの産業用シャッターや防火ドアを供給しており、Amazonや楽天などの物流施設や、データセンター向けに高機能なシャッターを提供しています。
EC・AIの成長=物流施設・データセンターの増加=三和HDの需要拡大!
2. 防災・防火ニーズの高まり!


近年、大規模な火災や自然災害が増加し、防災対策が強化されています。
オフィスビルや病院、ショッピングモールなどでは 防火シャッターや耐火ドアの設置が義務化されるケースも!
三和HDの防火シャッターは国内トップシェアを誇り、建築基準の厳格化とともに需要が伸びています。
防災・防火ニーズの高まりが、三和HDの安定成長を支える!
3. 海外市場の拡大!特に北米が好調!


三和HDは北米・欧州・アジアにも進出ており、特にアメリカ市場の成長がカギ!
アメリカでは「オーバーヘッドドア社」を買収し、産業用シャッターのシェアを拡大しています。
さらに、北米の住宅用ガレージドア市場も好調で、新築・リフォーム需要が追い風に!
国内市場の安定成長+北米市場の拡大=さらなる売上アップ!
懸念点


成長が期待される三和ホールディングスですが、リスク(懸念点)もあります。
投資を考えるならリスクもしっかりチェックしましょう!
1. 建設市場の変動リスク!


三和HDの売上はオフィスビル・商業施設・住宅の建築需要に大きく左右されます。
もし景気が悪化して建設投資が落ち込むと、シャッターやドアの需要も減少する可能性が!
特に日本は人口減少で新築需要が減るため、海外市場の成長がカギ!
2. 原材料価格の上昇!


シャッターやドアの主な材料は鉄・アルミ・ステンレスなどの金属。
原材料価格が高騰すると 製造コストが増加し、利益率が低下するリスク があります。
特に ウクライナ情勢や中国経済の影響で鉄鋼価格が変動しやすい ため、今後の動向に注意が必要!
原材料高騰時に、価格転嫁がどこまでできるかが課題!
3. 海外市場での競争激化!


三和HDは北米や欧州で積極的に展開していますが、海外市場には強力な競合企業も存在します。
特にアメリカでは地元メーカーとの価格競争が激化しており、
今後利益率の確保やブランド力の強化が重要な課題となりそうです。
【まとめ】三和ホールディングスは安定成長が期待できる高配当銘柄!
📌 シャッター・ドア業界で国内トップシェアを誇る建材メーカー。
📌 物流施設・データセンター向けの需要拡大や海外展開を強化し、安定成長を目指す。
📌 累進配当を掲げ、安定した配当を維持。長期投資向けの高配当銘柄として注目!
三和HDはシャッター・ドア市場で国内トップシェアを誇る建材メーカー。
物流施設やデータセンター向けの需要増加で今後の成長に期待できる!
海外展開も進んでおり、グローバル市場での成長余地も大きい。
安定した配当を維持する高配当銘柄で、さらにQUOカードの株主優待!
長期投資を考えるなら、チェックしておきたい企業のひとつ!



今後もグローバルな活躍と安定成長に期待ができる企業です!



日本や北米だけじゃなく、アジアでの活躍に期待ペイ!