【オカムラ(7994)】高配当＆安定成長！オフィス家具のリーディングカンパニーを解説

オカムラってどんな会社？

まずはオカムラの基本情報を確認しましょう。

 会社概要：オフィス家具や商業施設向け什器の大手メーカー

 設立：1945年（昭和20年）、創業80年近い歴史

 事業内容：オフィス家具、物流・医療施設向け設備、内装工事など

 強み： 国内トップクラスのシェアと高品質な製品開発

オカムラは、オフィス家具や商業施設向け什器を手掛ける国内トップメーカーです。

オフィスのデスクや椅子はもちろん、病院や物流倉庫向けの設備も提供し、幅広い業界で活躍しています。

特に機能性やデザイン性の高さが強みで、多くの企業や施設で採用される信頼のブランドです。

また、オフィスの内装工事や空間設計も行っており、単なる家具メーカーではなく「働く環境づくり」を支える企業でもあります。

オカムラの事業内容を解説！

オカムラは「オフィス環境事業」「商環境事業」「物流・その他事業」の3つの事業を展開しています。

なかでもオフィス環境事業だけで利益の約75％を生み出しています。

1. オフィス環境事業（約54%）
オカムラの稼ぎ頭！オフィス家具のトップメーカー

この事業はオカムラの売上の約54%を占める主力セグメント。

オフィス向けのデスクやチェアを中心に、企業の働く環境づくりをトータルでサポートしています。

取り扱い製品・サービス

🪑 オフィスチェア・デスク
→ 快適な職場環境をつくる高機能家具

🏢 パーテーション・収納家具
→ フレキシブルなオフィス設計に対応

💻 ワークプレイスデザイン
→ 内装やレイアウト設計もサポート

2. 商環境事業（約37%）
商業施設・医療・教育分野でも活躍！

この事業は売上の約37%を占め、ショッピングモールや病院、学校などの施設向け什器や設備を提供しています。

オカムラのショーケースは全国のスーパーやドラッグストアでよく使われており、見かけたことがある方も多いかもしれません。

取り扱い製品・サービス

🏬 店舗什器・陳列棚
→ スーパーやアパレルショップで使われる什器

🏥 病院・福祉施設向け家具
→ 診察室や待合室の快適性向上に貢献

🎓 学校・図書館向け設備
→ 学習環境を整える机や書架

具体的な用途・顧客

📌 冷凍・冷蔵ショーケース（スーパーマーケット向け）
📌 調剤薬局向けの薬品棚・ピッキングシステム
📌 店舗什器（陳列棚・レジカウンターなど）
📌 医療施設用のキャビネット・院内物流設備

3. 物流・その他事業（約8%）
物流倉庫や工場向けの設備も展開！

売上の約8%を占めるこの事業では、物流施設向けの保管・搬送設備を提供しています。

EC市場の拡大とともに、物流システムの自動化・省人化ニーズが急増しています。

オカムラは、物流現場向けに棚やコンベヤだけでなく、ロボットやAIを活用したスマート物流システムも手がけています。

取り扱い製品・サービス

📦 物流倉庫向けラック・棚 → 効率的な商品管理をサポート
🔧 工場向け作業台・収納 → 製造現場の作業効率化に貢献
🏗 空間活用ソリューション → 天井の高さを活かしたストレージ提案

具体的な用途

• Amazon・楽天などのEC物流倉庫 に導入実績あり
• 自動車メーカー・精密機器メーカー の工場で作業台を採用
• 食品・医薬品業界の保管設備 にも対応

オカムラの銘柄分析

・営業収益

売上は綺麗に成長している。

コロナ禍で減収したがそれ以降は毎年増収している。

・営業利益

2025年期は増収したが減益予想。

減益理由は仕入単価、工事単価の上昇、人件費、配送コストの増加等に加え、連結子会社 DB&B Holdings Pte. Ltd の過年度のれん償却を販管費に一括計上したこと。

つまり一時的なものであり、売上自体は伸びているので問題ないと思ってるよ！

・EPS

EPSも綺麗に右肩上がりで成長しており問題なし。

利益が一時的に減ってるのでEPSも減った感じだね！

・自己資本比率

自己資本比率も毎年増えていってて財務状況はかなり良い。

その背景にROEも4年連続で10％以上あり自己資本が増えている傾向にある！

・現金等

現金は増えていないけど問題ないレベル！

2022年以降は設備投資にお金を使っているから今後の成長にも期待できるね。

配当金と株主還元

オカムラの配当施策

AIがオカムラの今後成長要因を分析！

オカムラは、オフィス家具や商業施設向け什器を手掛ける国内トップメーカー。

オフィスのリニューアル需要やEC市場の成長を追い風に、安定した成長が期待されています！

でも、今後の成長はどうなるのか気になりますよね？

AIが考えるオカムラの今後の成長要因を3つ紹介します！

1. オフィスのリニューアル需要が拡大！

テレワークの普及や働き方改革の流れを受け、オフィスの在り方が変わりつつあります。

✅ フリーアドレスオフィス（固定席なしの自由な席配置）

✅ リモートワーク対応のスペース設計

✅ 社員の健康を考えたエルゴノミクス（人間工学）デザインの家具

こうした流れを受けて、オフィスリニューアルの需要が増加中！

オカムラは「バロン」「コンテッサ」などの人気チェアをはじめ、最新のオフィス環境に対応した家具を展開。

企業のオフィス改革を支える存在として、引き続き成長が期待できます！

オフィスのリニューアル＝家具の買い替え需要がアップ！

2. 商業施設や物流倉庫向けの需要が堅調！

オカムラはオフィス家具だけでなく、商業施設や物流倉庫向けの什器・設備も手掛けています。

特に、EC市場の拡大によって物流施設の新設が進んでいるのが追い風！

✅ Amazon・楽天などのEC倉庫向けに、棚や保管設備を提供

✅ スーパー・アパレル店舗向けの陳列什器の需要も安定

店舗のリニューアルや物流の効率化ニーズが続く限り、オカムラの設備も必要とされる！

3. 海外市場の拡大で成長の可能性！

オカムラは日本国内だけでなく、アメリカやアジア市場にも進出中。

特にアメリカではオフィス家具の市場規模が大きく、需要が安定しています。

また、東南アジアでは商業施設やオフィスの新設が増加中！

海外のオフィス・商業施設の新設＝オカムラの成長チャンス！

AIが考えるオカムラの今後の懸念点

オカムラはオフィス家具や什器を手掛け、安定した業績を誇る企業ですが、リスクがないわけではありません。

投資を考えるなら、リスク（懸念点）もしっかりチェックするのが大切！

ということで、オカムラの今後の懸念点を2つ解説します！

1. オフィス市場の停滞リスク

テレワークが定着したことで、企業のオフィス縮小が進んでいます。

✅ 固定席を減らし、フリーアドレス化する企業が増加

✅ オフィススペースの縮小＝オフィス家具の需要減少の可能性

働き方の変化によって、オフィス向け家具の買い替え需要が鈍るリスクも…

特に、大企業がオフィスを縮小する動きが続けば、業績に影響を与えるかも？

オフィス縮小の動きは業績へ悪影響？

2. 原材料価格の高騰リスク

オカムラの家具製品は、スチールや木材、樹脂などの原材料を多く使用しています。

✅ 原材料価格が上がると、製造コストが増加

✅ 価格転嫁できなければ、利益率が低下する可能性

特に、円安の影響で輸入コストが上昇するリスクもあり！

原材料価格の高騰リスクに注意！

【まとめ】

オカムラはオフィス家具業界のトップ企業で、安定した収益基盤を持つのが魅力。

オフィス需要の回復や物流施設の拡大が、今後の成長を後押ししそうです。

さらに、高配当で株主還元に積極的なのも投資家にとって嬉しいポイント！

景気の影響を受けるリスクはありますが、長期的に成長が期待できる銘柄です。